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県立美術館・「いわさきちひろ展」のごあんない
沖縄県立博物館・美術館で「いわさきちひろ展」が開催される
会期 4月3日(土)~5月9日(日)
観覧料 一般800円、大高校生500円、小中学生300円 前売り券は2割引
それに先立ち、3月5日に「ちひろを語る集い」があり、参加してきました。
今回のちひろ展はなんと、121点の作品が沖縄に来る。しかも、展示される作品に対する「メッセージ」を募集しており、選ばれれば作品とともに展示されるそうです。
講演は、「安曇野ちひろ美術館・副館長」の竹迫裕子さんでした。
常に身近でちひろを研究している人ならではの、新鮮な驚きのある、感動的な講演でした。プロジェクターでちひろの絵を写しながら、この絵を描いたときの社会状況、ちひろの年齢、体の変化などを絵を通して解説していくのですが、心地よい朗読のような語りで、絵本の中に、引きずり込まれてしまった。
今まで、ちひろの絵の世界をこんなに想像したことはなかった。
副館長という立場から、ちひろに都合の悪いことは言わないと思っていたが、かなりちひろの人間像を隠さず教えてくれた。たとえば「岩崎家は当時としてはかなり恵まれた家庭・裕福な家だった」「お嬢様で育ち、空襲が来る時もこっちにいつ来るかトランプで占いをしていた」「満州開拓団に行った時も軍上層部の保護で、無事日本に帰還できたこと」などおよそ反戦平和のちひろのイメージとは違っていた。
しかし、その後の松本善明氏(元日本共産党衆議院議員)との出会いと一人息子の猛さんを生んだことで、画家として人間として大きく変化して行ったのではないか。
「ちひろ」さんは生前に次のように行ったそうだ。(たぶん私の来聞いた記憶です)「私が成長したのではない。若い頃がダメだっただけ」いろんなことを体験して、今の自分があるということか。
そういえば、おもしろいエピソードも聞いた。俳優の「三宅裕二」さんは、赤ちゃんの頃、ちひろさんのおっぱいを貰っていたそうだ。 その頃、ちひろさんは、家計を支えるために画家に専念するため、息子を信州の実家に預けていたが、その母乳を与えるために、信州と東京を往復していた。その間にもおっぱいを出し続けるために、おっぱいを貰ってくれる子が必要だったのだ。
銭湯に来る赤ちゃんに与え続けていたらしい。
ちひろの絵が多くの人に愛される理由の一つは、その絵の目(瞳)にあるらしい。
決して、黒目を塗りつぶさない。特定のモデルの子を描くのではなく、瞳をきちんと入れないことにより、見る人によって自分につながる、赤ちゃんの顔になるのだという。
奥が深い。ぜひ見に来てください。
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