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資本主義は賞味期限切れ

2008年5月30日 23:15主張

  貧困と格差が広がり、日本の貧困率は米国についで2番目に高いという報告がある。

自分の才覚で成功した人を非難はしない。むしろ言いたいのは、企業の倫理だ。

規制緩和で、あらゆる規制や労働者の保護が緩められ、労働者はリストラの嵐にさらされ、

生き残るために社内での競争が人間不信を増大させている。サービス残業も当たり前のように
労働時間だ。早朝から夜遅くまで残業して、家には寝るだけの帰宅。休みは疲れを取るためにひたすら寝ている。

  正社員と派遣労働者は全く同じ仕事を同じ時間しても、賃金は半分だ。健康保険や雇用保険、年金の企業負担も出さなくていい。その分、大企業はぼろ儲けだ。

  中小企業のことを言っているのではない。体力のない企業が自分のところだけ理想を掲げても経営が持つわけがない。

儲けさえすればいい、という企業倫理の退廃が、食品偽装や消費期限切れ、産地偽装を引き起こし、残留農薬などの問題があっても、安ければいいといって、輸入物ばかりが店頭に並び、日本の農業は衰退するばかり。食に対する不安を増大させている。

地球環境を持続可能な状況にするためのCO2削減問題も、儲けをある程度減らす覚悟が必要だ。しかし、利潤獲得競争に明け暮れている資本主義で、そのような規制を期待するのはムリ。

今の日本型資本主義は米国ともEUとも違い、暴走しています。

労働者と国民を守らず、ひたすら企業が儲けやすくなる環境を作り、そのツケを国民に押し付けています。企業買収と合併を繰り返して、資本は巨大化するが、サービスは低下させて、労働も強化して、使い捨てに。

  思いやりのない、自己中心の社会はこのような資本主義の暴走から引き起こされていると思う。
  マスコミがひたすら「セレブ」をもてはやし、純粋な労働ではなく、不労所得でお金持ちの状況をうらやましく思わせることは、資本主義の賞味期限を感じる。


 

  

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プロフィール

我如古イチロー
沖縄県那覇市議会議員
1958年 那覇市真地生まれ
「市民が主人公」をモットーに活動中

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